台湾一周バイク旅3日目(台東→花蓮)
どうも、きぶです。
アクシデントを乗り越え、いよいよこれから北上する旅路。
台東市の農家宅で目覚めの良い朝を迎えます。
しかし、天気予報は傘マーク…
目指せ無料極楽湯、渓畔温泉!
農村地域の朝は空気も澄んでいて気持ちが良いです。
台湾では一般的に朝ごはんを外食で済ませるそうなので、街の朝ごはん屋さんへ
(街の朝ごはん屋さん、何軒かあります。)
(パン屋スタイル、好きなものを取ってお会計をします)
(餃子と卵焼きと肉まん?のようなもの、これで30元いってないかな)
美味しい朝食を楽しみながら、東さんと本日の作戦を練ります…
海ルートと山ルートがあります。
海ルート:有名な観光名所が幾つかある。海が綺麗。
山ルート:中間地点に温泉がある。道が平坦。
山ルートを選択。
なぜかって?
海沿いの崖…
マジで怖い…
あんな崖を通るくらいなら、特に何もなくても平坦な道で進みたい。
その思いから山ルートを選択しました。ひとまず無料温泉を目指すことに。
渓畔温泉の途中にある鹿野高台に立ち寄る。
こちらはハンググライダーが体験できる高台、絶景です。
(滑走路。怖すぎですわ…)
(この後、ガチで野犬に追いかけられます。常に狂犬病との戦い。リアルバイオハザード…)
高台の景色を堪能した後、再びバイクを走らせます。
(農村地域の道路、ただただ何もない・・・)
ここからは本当に何もない道を走り続けます。
見慣れない畑がたくさんあるので、そんな風景を眺めながら楽しみ方を探します。
そして雲行きがどんどん怪しくなるわけです…
(台湾のお墓です。合掌。)
途中、このような墓地がいくつかあります。
不謹慎ながらカメラのシャッターを切りました。
テーマパークのような・・・日本との違いを楽しみます。
そして到着、渓畔温泉!
花蓮まではあと半分ほどです。
右側下ったところ、川ぞいに無料の露天風呂があります。
(おじいさんだけが入湯していました。)
さて、着替えましょうか。
どれ、脱衣所は…
ん?・・・
まさか・・・
ない?
勝手がわからなかったので、しばらく温泉を眺めることに。
するとひとりのおじいさんが温泉の方へ・・・
どうするんかな、探ろう…
・・・
・・・
?!
草むら?!
そう、この無料温泉、
脱衣所はありません。
川べりの死角で着替えます。
(道路から丸見え。もはや死角でもない。笑)
※ちなみに、台湾の温泉は水着着用が必須です。
なので私も川べりで水着に着替えます。
人がいないのが幸いでした。笑
温泉はというと・・・湯加減抜群!
冷え切った体をしっかり温めてくれます。
まさに極楽湯!これが無料というのが本当にありがたい。。
貧乏バックパッカーにはありがたきスポットです。おすすめ!!
温泉では先客の台湾人おじいさんと、後から入ってきたオーストラリア人とインドネシア人、そして私の4人で楽しく会話をしていました。
基本的に観光客は川の上にある有料温泉施設を利用するみたい。
さすがにこの無料温泉は日本のガイドブックにも掲載されていないか?
この一帯は温泉街なので、日本からの観光客もいるのかしら。。
現地民に別れを告げた後、再びバイクを走らせます。
しかし雲行きはさらに怪しく…
【教訓ポイント】
温泉に行きたいのであれば水着を持参せよ!
そして降り出す雨…極楽から地獄の湯冷め旅
(北回帰線標、巨大なやかんの正体は不明…)
温泉を後にする。しばらく走って謎のオブジェ
休憩を取っていると…ついにヤツが来た。
降り出す雨
覚悟はしていたがここでくるか…
カッパを着るも、湯冷めが半端ない…
前日は半袖で過ごせましたが、この日は気温も低く長袖必須状態でした。
雨と風、そして湯冷めからくる寒気…
海沿いの道とは違うガクブル感に苛まれながら走り続けます。
寒すぎて寒すぎて・・・
ここから先、
到着まで写真はありません。
実際、結構しんどい思いをしています。
道がずっと一直線なので、警察のスピード違反取り締まりもあります。
花蓮までの道で3箇所くらい実施していました。
そんなプレッシャーもあり、寒気もあり、走るだけで精一杯。。
そんなこんなで・・・2時間・・・
(コレ晴れていますが、翌日の写真です。悪しからず…)
なんだこの赤提灯街は!?
原住民が住んでいるガチの田舎道を走ってきたため、
あまりの栄っぷりに興奮冷めやらぬ状態です。
町中が赤提灯だらけです。
そう、花蓮市に到着しました。
本日はホストに断られ続けたため、ドミ宿泊でございます。。
花蓮駅徒歩1分ほどのドミ。390元…1400円!
安い!綺麗!駅近!おしゃれ!大規模!
5拍子揃っているドミです。花蓮市内で宿泊の際は絶対ここ!!
シャワーを浴びた後、爆睡をかまします。
台湾のドミは本当どこも安くて綺麗で楽しいですわ。。
【教訓ポイント】
天候の変化が激しいので雨具と防寒具を準備しよう!
今宵の夜市:東大門自強夜市
目覚めてから花蓮市内を散策します。
花蓮といえば、東大門自強夜市が有名です。
とにかく規模がでかい!休日ではなかったため、そこまで混雑していませんが、それでもたくさんの人で賑わっていました。
(東大門自強夜市の特徴は、アトラクション系の出店が数多くあることです。)
(夜市の帰り、花蓮に来たらここ!と言われる公正包子店へ行きました)
(1個5元ですよ!18円!しかも激ウマ!)
小籠包をしこたま買ってドミへ。
泣けるうまさ。これは日本で売っていないのか?うますぎる。
花蓮市は台湾一周した中でも2番目におすすめの地域です!
これぞ台湾!といったイメージが凝縮されている街です。
よなよな酒と小籠包をつつくのでした…
明日はついに台北…
変わらず雨予報。。
この時すでに最悪の情報を入手していました。
大都会台北入り目前なのに、
まさか台湾一周バイク旅で最悪の日になるとは。。
続く。。
台湾一周バイク旅2日目後編(高雄→台東)
どうも、きぶです。
1日目その①が思いの外、長くなってしまいました…
山越え編です。
ガス欠!?試練の山越えへ…
恐らく今、紫のピンあたりまで進んできました。まだ午前中のはず…
(いよいよ山越え、険しそうな予感・・・)
台東まで80kmの表示、これは意外とスムーズだな。
余裕の表情を浮かべていました。
そんなこんなで峠を登り始めます。
道は二車線から一車線に減少し、車の通りも心なしか少なくなった気がします。
ちなみに、ここまでガソリン補給をしておらず、残量が次第に怪しくなってきます。
それなのに、ガソリンスタンドは一向にみつからず…
なんとか頑張って山頂付近に到着。
唯一発見した寺院に立ち寄り休憩を取る事に。
(謎の寺院が現れる。誰もいないのに炎が煌々と燃え盛っています。)
ちなみに、山頂付近です。なんとかここまでやってきました。
しかしですね。
ここまでガソスタなし。
さすがに焦っています。
なぜなら・・・
すでにFランプ点灯中だから
そう、すでにガスが欠っているんです。笑
幸いなことに、ゆっくり回せばまだ走るといった状況でした。
ただ、次第に走りが遅くなっていく…危機的状況に変わりはありません。
救いだったのが山頂であったこと。
ほぼ下るだけなんですよね。
しかし私、ネット環境が整っていません。
政府公認施設かコンビニがないと何もできません。
ゆえにガソスタがあと何キロなのか調べることもできません。
まさに危機的状況
(寺院から薄っすら町らしきものが見えます。ただここからはかなりの距離…ガスはない…)
途方に暮れていると、町らしきものを発見。
どうしようもないので、アクセルを極力かけず、
惰性で走ることにします!
ちょうど山頂から山下りをするチャリダー集団に遭遇します。
謎のバックパッカー
チャリダー集団と並走の巻
20-30km/hで山を下ります。
そりゃ車からすれば狭い道をノロノロ走るバイク
当然、イラつきますよね。
案の定、トラックの追い越しに神経を削られます。
クラクションの嵐
そらそうよ。
チャリダーも「こいつなんで一緒に走ってるんや?」って思うわな。笑
神経をすり減らし、チャリダーからの謎プレッシャーに耐えること30分…
(※この時、たまたま胸ポケにiPhone入れて動画を撮影していました。)
キターーー(((o(*゚▽゚*)o)))
早速、給油しますよ!!
(別の場所の写真です。このようにガソリンに番号が振ってあります。)
台湾一周バイク旅を決行するために、重要なのが給油です。
バイクレンタルの際に「95リッターガソリン入るよ!」と言われ、
そんなわけないだろアホか!と突っ込んでいました。
ガソスタに到着し、そこで勘違いに気づくわけです。
なるほど、95のガソリンを入れろってことかと。。
「加油!95!」
これで事は済みます。※すべてのバイクが95ではありません。事前確認を!
「加油:ジャーマン(German←この発音でいける)」
→意味は満タン
「95:ジィウーまたはジィシューウー」
まあ指差しでいけますね。
リッター98円はなかなかの安さですね。さすがです。
そして給油後無事、山を越えるのでした…
【教訓ポイント】
給油は余裕を持って!田舎道にガソスタはありません!
台東到着!台湾人農家の豪邸に宿泊?
(山越え後、次は海沿いの崖を震えながらひた走ります…)
フィリピン海沿いの崖をひた走ります。
日本と違い、波消しブロックがおかしなところにあるので
場所によっては波を浴びます。
また、異常に高い海沿いの崖を走ります。画像はありませんが、柵も低く、崖下がみえるクールスポットです。小心者の私はガクブル状態でした。
(台東に向かう途中、台湾一美しい駅があります。日本人観光客はいませんでした。)
日本人が台湾を旅行する際、まず来ないスポットだと思います。おすすめ!
(まさに絶景、中国人?台湾人観光客はたくさんいます)
(その後町までバイクを走らせ…)
(遅めの昼食をいただく。焼きそば?60元(220円)。隣の現地民はすでにビール飲んでいる…)
台東市到着!!
16時ごろでしょうか。まだ2日目なのに達成感に浸っています。
台東市内にも400元前後の激安ドミはあるみたいですね。
しかも結構あるぞ…
しかしですね、
WiFiが飛んでいる場所に移動し、Couchsurfingですよ。
そう、本日は
台湾人農家のお宅に宿泊!
連絡をして待ち合わせ場所へ向かいます。
(立派なお家です。ゲスト用の離れも完備されています!)
ホストの東さんは日本に留学経験があり、英語よりも日本語の方が得意とのこと。
これは救われました。
台湾事情から日本のことまで、様々な話題について話すことができました。
(いわゆる南国野菜や果物を作っているみたい。)
(家全体が骨董品です。日本じゃ考えられない…驚愕)
(日本にはない謎の果物。とても甘くて…なんだろう。練乳のような…)
(台湾の一般的な家庭料理らしい。自宅にも回転テーブルがあるのか)
夕飯もご馳走になりました。こんな体験普通できないわな。
魚から肉から、美味しい料理を堪能しました。
会話も弾むので、本当に楽しく過ごすことができました。
いやー本当に貴重な経験、ありがとうございました!
3日目は花蓮市を目指します。
予想ではこの3日目が一番楽な道のりのはず…
続く…
台湾一周バイク旅2日目前編(高雄→台東)
どうも、きぶです。
ついに旅立ちの朝を迎えたわけです。
本日の予定
2日目の本日は高雄市から台東市までの約164kmを走ります。
グーグル先生曰く、3時間の旅路…まあ5時間はかかるな。笑
ゆったり観光もしたいので、今後も1日200km以下のペースで台湾を一周します。
(最南端の森林遊楽区は道がなさそうだったので通過しません。)
地図だとわかりませんが、簡単に言うと
山越えです。
事前の準備不足がこの山越えでのアクシデントにつながるわけですが
この時はそんなこと知る由もなく…
ドイツ人女子大生と一緒に台湾一周?
実は出発前、Couchsurfingにて、台湾一周に関する情報を集めていたのですが…
その際、1通のメールが届きました。
私はドイツの女子大生!同じ時期に私も台湾へ行くの!
寝袋もテントもあるわ!だから…
一緒に台湾一周しない?
・・・・・・
((((;゚Д゚))))))) ファ!?
実はドイツ人女子大生との台湾一周旅を水面下で計画していたわけです。
(Couchsurfingでのやり取り一部改変。相手はやる気満々です…)
楽しみよりもむしろ
不安しかないわけですよ。
だって私、英語話せませんからね。
そんな人間と1週間一緒に台湾一周ですよ。
しかも相手は女子大生ですよ!?
おそらく相手、ブチ切れて途中で逃げ出しますよ。笑
ただ、長い人生、一生語り継げる最高のネタだと思ったので
その提案を承諾。
計画に至ったわけです。
・・・・・・
ただですね、私が現地に到着してから、ドイツ人からの連絡が途絶えます。
ああ、向こうもさすがに勘付いて逃げたか。そう思っていました。
そして朝、メールに気づきました。
・・・
バカかよ。笑
彼女、入国することができず。
帰国しちゃいました。笑
パスポートの残存期間は確認しましょう!
ドイツは台湾入国に残存期間6ヶ月必要なんだね。
日本は確か特例?かなんかで3ヶ月の残存期間で行けます。
そんなわけで、最高のネタはもろくも儚く消えてしまったのです…
【教訓ポイント】
パスポートの残存期間は事前に確認!3ヶ月以上!
さながらマ○オカート?遂に高雄を出発!
(本日は快晴、ただ空気がめちゃくちゃ汚れてます…)
朝の通勤ラッシュはバイクも車も日本同様多いです。
(バイク通勤車の数は日本以上にすごい数…驚きです。)
(観光客用のレンタサイクルもあります。)
圧倒されてしまい、しばらくはこの中に飛び込むことができませんでした。
ただ、走るとすぐに慣れます。大通りをひた走るのみなので迷う心配も(今のところは)ありません。マスクは着用しましょう。喉が死んじゃいます。
(何やら薄っすら山が見え始めます…)
1時間ほど南下すると、高雄市内のようなバイク群はもういません。車も少なく、小心スクーター民にとっては快適な走行をエンジョイできる環境が整っています。
(何の畑なのか。海も見え始め風も心地よくなってきます。)
(釣りおじさん)
(日本と比較して数は少ないですが、道の駅的な施設もあります。)
道の駅で休憩をします。
(これは…まさか…というかどういうセンス?笑)
さて、トイレに行こうか。
・・・
ん?
(※トイレです。いいですか、トイレですよ。笑)
この道の駅、海に背を向けて用を足すことができる
解放感満点のトイレが売りです。
自然の波音を聞きながら、自分の波音を奏でる用を足すことができる。
日本では絶対に有り得ません。問題になります。
(オーシャンビューの食堂)
そんなこんなで山越えに挑みます…
その②へ続く…