台湾一周バイク旅5日目(台北→台中)
どうも、きぶです。
昨日は花蓮から台北まで、疲労困憊になりながら運転しました。
また、台北に到着後は歩数計が20000歩に迫るほど歩き回りました。
ゆえに疲労感が抜けず、出発したのは朝10時でした…
本日のルート:台北→台中
本日のルートは海沿いを走る182kmの旅です。
この一周旅の中で最も走行距離が長いです。
(といっても大した距離ではありませんが…)
天気予報は曇りですが、相変わらず寒く、
また台風並みに風が強いのでカッパを着用して走行します。
さて、地図をご覧ください。
目的地が東海大学となっています。
台湾にも日本と同名の大学が存在するようですね。
読み方は「とうはい」です。「上海:しゃんはい」と同じ「はい」です。
キリスト系の大学だそうで、学力的には台湾の中でも中堅レベルのようです。
そもそもなぜ大学を目指すのか。
前回の記事でもお伝えしたように、本日はカウチサーファーの家に宿泊します。
つまり
・・・
学生の家に泊まります。
しかも
・・・
女子大生だぁぁぁ
祝(=´∀`)人(´∀`=)祝
JDJDJDJDJDJDJDJDJDJDJDJDJDJD↑↑↑↑↑
今日のモチベーションはすべてコレです。
今日はさっさと目的地に到着しよう!!
出遅れたのに台北から出られない?
そう、本日は疲れのため爆睡をかまし、出発が出遅れました。
しかし、お金がありません。そこで、初めての両替にチャレンジします。
(宿の近くには銀行が幾つかあります。)
チェックアウトを済ませ、近くの台湾銀行へ向かいます。
銀行が2階建になっており、どこで両替をすればよいかわからない。
とりあえず警備員に聞く。
…それにしても驚きです。
警備員を蔑んでいるわけではありませんが、英語が話せるんですね。
台湾を旅して思ったことは、お年寄り以外は日常会話レベルの英語が使えます。
日本人以上に英語が流暢です。
渡航前、「台湾は日本語が通じるから!」と言っていた人が何人かいましたが、それは商業都市だけであって、日本語よりも英語の方が通じます。マジです。
(銀行内に設置されているレート案内)
話は飛びましたが、ひとまず多めに卸していた日本円を台湾ドルに両替します。
どの程度使うかわからなかったので、とりあえず2000円をNT$520に両替。
やはり街中で両替すると高くつきます。仕方ない。
そして出発します。
地図だけ見るととてもシンプルです。
橋を渡って川沿いを走り、あの有名な淡水を目指せばよいのですから。
ただですね、ここは台北です。大都会です。
日本で言うところの東京です。
道はシンプルじゃないんですよね
道幅、交通量、分かれ道、バイパス・・・
地図を見ただけの進み方が全くできない。
そして私、ネットが使えない。
一度間違ったらスクショのマップに頼るしかできない。
そういうことですよ。
この10分20分あれば余裕で脱出できる台北市をなんと
1時間以上かけて脱出
ただでさえ寝坊&両替で出発が遅れているのに…
このざまです。ホストのJDに愛想つかされたらおしまいですよ。
何はともあれ脱出成功です。先を急ぎます。
さあ再びトラウマとなっている海沿いルートですよ。
しかし、こちらの海沿いルートはフィリピン海側と違い、綺麗に舗装されている二車線道路が多くありました。これは助かる。
海沿いは工場が多く立ち並ぶ工業地帯でした。
また、多くの風車が点在しています。
工場と風車、これが何を意味するか分かりますか?
・・・
危険地帯なんですよ。
はい、説明します。
まず、工業地帯です。ということは大型トラックが多く走行します。
これは山越えも同様だったので特に問題ありませんね。
しかも二車線ですから、他の地域よりも安全です。
そして風車。
風車があるということは、海風が吹く場所を指しますね。
そして今日は風が強く吹き荒れる1日です。
風速は台風並みです。
人生で一番風に流されました。
本当に死にそうになって、何度も立ち止まりました。
そう、
トラックの方に流されます。
道は変わらないし風も止まない。
どうしようもないのでひたすら神経をすり減らし走行します。
(右側が高速道路、その横が一般道路です。)
高速の横にある一般道路をひた走るのでノンストップでいけます。
ただ、風はめちゃくちゃ吹いています。
高速道路と一般道路は行き来できるようになっています。
そのため、料金所手前で一般道路に移ることも可能です。
仕組みがよくわからない…
台湾のウユニ湖とも呼ばれる高美湿地。
天気次第ですがとてもきれいな場所でした。
おすすめスポットです!
そしてコンビニで休憩を取り…
台中に向う途中、セーブポイント(笑)でiTaiwanに接続して連絡を取り合い…
台中到着!
そして…
JDと合流!!
ホストとそのお友達の3人で市内へバスで移動!
(なぜか日本語メニューがありました。店員さんは日本語話せませんでした。)
台湾女子の間で人気のハンバーガーショップで夕食。
まさか台湾でシャレオツなものを食べられるとは思わなかったぜ。笑
ストリートミュージックを聴きながら女子トークをします。
さすが、女子は日本も台湾もおしゃべり好きなんですね。
台湾でも「逃げ恥」がブームで、ドラマの影響で日本語を覚えたらしい。
英語と日本語を交えて会話をしていました。女子同士の会話は中国語だったので、何を話しているのかさっぱりでしたが、後から聞くと私の顔について話していたらしい…批評は怖いぜ。
それにしても、あまりの長話に寝落ちするところでしたよ。笑
(バスで台中の中心部から大学街へ帰ります。)
東海大学以外にも大学が幾つかあります。
この大学街は本当に学生しかいないんじゃないかと疑うくらい学生しかいません。もはや学生で街が成り立っていると言っても過言ではないくらい学生街です。これは日本では考えられない!すごい街でした。
そしてJDの学生寮に帰ります…
まさかのワンルームですよ
寝るまでの間、英語と日本語で会話を楽しんでいました。
国際情勢とか、将来のこと、日本のことなんかを語り合いました。
そして床で眠りにつきます。。
明日は台南。あと2日…
続く。。
台湾一周バイク旅4日目後編(花蓮→台北)
どうも、きぶです。
花蓮→台北、後編です。
現在地点は2つ目の×印です。
あと半分(約90km)ほどでしょうか。まだまだ先は長い…
45分間の一時通行止めに予定を狂わされる始末…完全にミスです。
ご覧のように、カバンにもレインカバーを着用しています。
(何故か浸水していますが…)
作戦を立てようにもネットがつながらない状況なので、待つのみです。
寒さで硬直した体をほぐしながら待つこと45分…
・・・
ゲートオープン
さあ、後半戦スタートです。
そして山を越え…千と千尋のあの場所へ?
通行止めポイントを通過すると海沿いの崖道は終わりを迎えます。
ついに宜蘭市に到着!
もう1泊できるのであれば、ここ宜蘭で宿泊していましたね。
台北市からもアクセスが容易な観光都市です。
へえ、温泉が有名なのか。
そういえばそんな話を来る前に聞いたな。
めちゃくちゃ綺麗なドミもあるみたい。
一泊してもよかったな…
観光地もたくさんあるみたいだし。勿体無い。
写真はありませんが、宜蘭市は観光客も多く賑わっていました。
コンビニで休憩を取ったのち、ラストの山越えに挑みます。
山越えの途中は街らしきものは特にありません。
ひたすら山道を越え下ると…途中に小さな街があります。
(謎の門らしき建物が現れる…)
(2日目のガス欠もあったので、早めに給油します。)
(新北市…トラベルセンター的なところです。)
新北市ってガイドブックに出てたぞ?
なんか聞いたことある地名だな。
そう、あれです。
日本人観光客の8割が訪れるであろうあのスポット。
九份です。
そりゃせっかく台湾に来たら行きたいですよね。
でもね、
・・・
現実は厳しいんですよ。
なぜかって??
おわかりいただけただろうか。
無理。
走っている道的に無理なんす。
あと2日くらい猶予があれば海沿いを走って行けたんだが…。
時間に余裕がある方は山越えではなく海沿いルートで向かうと観光できますよ。
【教訓ポイント】
九份に行きたいならイランに宿泊せよ!
ついに台湾半周!大都会、台北へ…
新北市で給油後、1時間山道をひた走ります。。
(野犬もちらほら現れ始めます。台北に近づいているのか…)
そしてついに…
・・・
台北到着!
海を越え山を越え、考えていました。
台北に着いたら豪遊だ。
そのため、台北市では唯一カウチサーフィンで誰とも連絡を取っていません。
2日連続のドミ泊です。
またしてもアタリのドミを引いてしまいました。
しかもこちら、日本人スタッフがいらっしゃいます。もしかすると、台北市内のドミは日本語が話せるスタッフが常駐しているかもしれません。
360元、安すぎる!
支払い…
・・・
ん?
全然お金ないじゃん。。
そう、デポジットでぶっ飛んだ3,000元は台北で豪遊するためのもの。
もう遊べるほどのお金がないことに気づきます。。
溜まった洗濯物を一気に洗い、街に繰り出します。
(立派な建造物がそこかしこに立ち並んでいます。)
(中正記念堂、めちゃくちゃ広い!)
しばらく台北市内を散歩します。
(鼎泰豊本店、ディンタエホンは日本にも支店がある超有名台湾料理店。)
行きたかったんだけどな…外国人観光客の多さと値段で断念。。
うう、金欠か。。。
クラフトビールが大好きな私、
当然、台北で人気のビアバーをチェックしていました。
しかし・・・お金・・・
お店を目の前にして、断念。これは辛い。
仕方がないので、牛肉麺の超有名店に向かいます。
予想通り、長蛇の列をなしています。
さすがにこれは食べれるよな。
値段を確認。
牛肉麺の相場は100元(370円)です。
・・・
250元?!
そう、台北の物価は日本と変わりません。
現地の感覚に慣れすぎた私、
もはや牛肉麺に900円を払うことができない状態となっています。
ここまできて断念。。終わってます。。
100元で食べられる店を探し歩きます。
少し歩いた路地裏に担々麺が売りの店がありました。
確か100元いってないと思います。探せばあるんですね。
量がかなり少ない。まあうまいし仕方ないか。
ドミの帰りに夜市に寄ろう。。。
【教訓ポイント】
銀行や百貨店、またはお茶屋さんで両替できます!
いずれも夜間には閉まってしまうので日中に訪れるべし!
今宵の夜市:寧夏夜市
割と小規模な夜市です。
そういえば夜市は食の安全を気にしすぎて何も食べてないな。
今日こそは何か食べよう!ということで台湾スイーツをいただくことに。
温かいゼリーです。(激甘)
何かはよくわかりませんが、煮豆やお餅など入っていて美味!
しかしながら、量が半端なく多いです。50元。
担々麺の量が少なかっただけに、スイーツで満たされました。
ドミに帰ってしっぽりゼリーをすするのでした。。
本当は台北のサウナに行きたかったんだよな・・・
明日は最も移動距離の長い旅、台北から台中を目指します。
※この時すでに、カウチサーフィンで宿泊先を確定させています。
とても楽しみな1日が待っている…
その前に両替せんとなー
続く。。
台湾一周バイク旅4日目前編(花蓮→台北)
どうも、きぶです。
生意気がって一人旅をしていますが
私、超のつくほど神経質
基本、ドミでは寝れません。
そんな私も爆睡するほどの疲労でした。
・・・
ワオホステルさんさようなら。いい夢をありがとう。。
神経質な私が爆睡するくらいしんどかったわけです。
道のり的に一番楽だと予想していた昨日がこんな調子です。
一番きつい1日が始まります。。
新しいアイテムを入手!
この画像をみてください。
ヘルメット・・・
後頭部すら守れない
三等兵ヘルメット
半ヘル以下
しかもシールドがありません。
今までこんなあってないような糞ヘルメットで運転してきたわけです。
一応サングラスとマスクをして運転していましたが、昨日は暴風雨です。
・・・
顔面びしょ濡れ
さすがにこのヘルメットで後半分以上の道のりを進んでいくのは厳しい。
花蓮に着いたらバイクショップでヘルメットを買おう。
そう考えていました…
そして昨日、スーパーアイテムを発見します。
ゴミ捨て場に置いてあったジェットタイプのヘルメット!!
キターーー!!
ただ、本当に捨ててあるのか?
もしこれをもらって帰って捕まったりしないか?
怖かったので、半日寝かせていました。
半日後、まだヘルメットは捨ててあります。
GET!!
※シールドだけバイクショップで買いました。
しかもジャストサイズかつ、綺麗なんです!匂いもありません!
こいつと今後の旅を共にします。
【教訓ポイント】
ヘルメットはシールドがないとキツい!
震えが止まらない…地獄の海沿い崖編
海沿いの崖と山越えという難所が点在しています。
おそらく台湾一周で一番危険なポイントです。
さて、上の地図を見てください。
赤いバツ印がありますよね…
実は2日目に台東市の東さんから情報を仕入れていました。
この先、一時通行止めの場所があると…
そう。
バツ印の部分は
一時通行止めのポイントです。
この一時通行止めポイントは日本とは違ったイベントが発生します。
日本だと、大抵このような工事ポイントは片側通行です。
しかし、台湾の場合…
1時間に10分だけ
通行可能になります。
例えば8時であれば、8:00-8:10の間だけ通行可能となります。
10時の場合は10:00-10:10です。
通行可能時間を外すと
50分立ち往生です。
それ以外に、台東で震え上がった以上の海沿い崖道があるそう。
さらに天気は雨予報、風も強いです。海沿いの道は一車線のくせにとんでもないおばけトラックが猛スピードで迫ってきます。
(花蓮市街地の赤提灯にもお別れです。)
出発時、幸いにも雨は降っていませんでした。
その間に進めるところまで進みたい…どちらにしても雨予報です。
(ご覧のように崖沿いに道路があります。向こうまでずっと。)
海はエメラルドブルーでとても綺麗なんですが、怖すぎる。
(景色を一望できるポイント、一寸先は崖です。)
(オーシャンビューポイント!素晴らしい景色)
風も強いしトラックも強いしフェンスが低いから下に落ちそうだし…
震えながらもなんとかバイクを走らせます。
(海沿いの道を一時的に抜けると道の駅があります。)
気づけば一つ目の一時通行止めポイントを通過していました。
タイミング良すぎ!
ひとまず道の駅で休憩します。
(ドライフルーツが豊富に並んでいます。)
結構大きな道の駅。
なのにお客さんが全くいない…
看板に宜蘭ということは…もうそんなところまで来ましたか。
あと半分くらいか?
しかし、ここで痛恨のミスを犯すわけです。
東さんからもらったメモを見返してみましょう。
149.7kと書かれているのが一つ目の通行止めポイントです。
そこから26km先に二つ目の通行止めポイントがあります。
通行止めポイントは1時間に10分だけ通行できます。
さあ計算だ!
一つ目の通行止めポイントを通過したのはおそらく10:00-10:10
二つ目の通行止めポイントは11:00-11:10に通行可能
二つ目の通行止めポイントは26km先、バイクは45km/h
なので、およそ35分後に二つ目の通行止めポイントに到着します。
休憩できる時間は…25分以内ですね。
冷静に考えればね。
ただ、そんなこと考える余裕なかったんですね。
・・・
30分間休憩したよ!
馬鹿野郎です。
後悔しました…
休憩を終えてバイクを走らせると、予報通り雨が降り出します。
そして減速し始める先頭車両…
まさか、
ついに長蛇の列が停止し始めます。。
ここで攻略ポイントですが、
通行止め中は当然、対向車も通行止め中です。
対向車は来ません。
反対車線を爆走し、先頭群まで上り詰めるも…
はい。やっちまいましたね。
45分間の立ち往生。
もう完全にバイクスタンドおろして待ちぼうけです。
前後の車両の運転手も外に出てきてタバコ吸ってます。
・・・
やってしまいましたなあ。
この日、早出をしています。
一刻も早く台北入りして豪遊しようと目論んでいたのに…
努力むなしく水の泡。
雨に打たれ寒さに震えながら、ただただゲートオープンを待つのみ。
【教訓ポイント】
フィリピン海沿いは通行止め多数!事前に調査せよ。
わからないときは現地の人に聞いておこう!
現在2つ目の×印…
一寸先は崖…
お先真っ暗…
ああ…
あと半分もあるのか。
しかも宜蘭市の先も山越えなのです…
寒い、寒い…降りしきる雨は強さを増すばかり。
風も強いし、怖さと寒さで震えは止まらない…
さて、いつ台北にたどり着けるのやら。。
その②へ続く。。