台湾一周バイク旅4日目後編(花蓮→台北)
どうも、きぶです。
花蓮→台北、後編です。
現在地点は2つ目の×印です。
あと半分(約90km)ほどでしょうか。まだまだ先は長い…
45分間の一時通行止めに予定を狂わされる始末…完全にミスです。
ご覧のように、カバンにもレインカバーを着用しています。
(何故か浸水していますが…)
作戦を立てようにもネットがつながらない状況なので、待つのみです。
寒さで硬直した体をほぐしながら待つこと45分…
・・・
ゲートオープン
さあ、後半戦スタートです。
そして山を越え…千と千尋のあの場所へ?
通行止めポイントを通過すると海沿いの崖道は終わりを迎えます。
ついに宜蘭市に到着!
もう1泊できるのであれば、ここ宜蘭で宿泊していましたね。
台北市からもアクセスが容易な観光都市です。
へえ、温泉が有名なのか。
そういえばそんな話を来る前に聞いたな。
めちゃくちゃ綺麗なドミもあるみたい。
一泊してもよかったな…
観光地もたくさんあるみたいだし。勿体無い。
写真はありませんが、宜蘭市は観光客も多く賑わっていました。
コンビニで休憩を取ったのち、ラストの山越えに挑みます。
山越えの途中は街らしきものは特にありません。
ひたすら山道を越え下ると…途中に小さな街があります。
(謎の門らしき建物が現れる…)
(2日目のガス欠もあったので、早めに給油します。)
(新北市…トラベルセンター的なところです。)
新北市ってガイドブックに出てたぞ?
なんか聞いたことある地名だな。
そう、あれです。
日本人観光客の8割が訪れるであろうあのスポット。
九份です。
そりゃせっかく台湾に来たら行きたいですよね。
でもね、
・・・
現実は厳しいんですよ。
なぜかって??
おわかりいただけただろうか。
無理。
走っている道的に無理なんす。
あと2日くらい猶予があれば海沿いを走って行けたんだが…。
時間に余裕がある方は山越えではなく海沿いルートで向かうと観光できますよ。
【教訓ポイント】
九份に行きたいならイランに宿泊せよ!
ついに台湾半周!大都会、台北へ…
新北市で給油後、1時間山道をひた走ります。。
(野犬もちらほら現れ始めます。台北に近づいているのか…)
そしてついに…
・・・
台北到着!
海を越え山を越え、考えていました。
台北に着いたら豪遊だ。
そのため、台北市では唯一カウチサーフィンで誰とも連絡を取っていません。
2日連続のドミ泊です。
またしてもアタリのドミを引いてしまいました。
しかもこちら、日本人スタッフがいらっしゃいます。もしかすると、台北市内のドミは日本語が話せるスタッフが常駐しているかもしれません。
360元、安すぎる!
支払い…
・・・
ん?
全然お金ないじゃん。。
そう、デポジットでぶっ飛んだ3,000元は台北で豪遊するためのもの。
もう遊べるほどのお金がないことに気づきます。。
溜まった洗濯物を一気に洗い、街に繰り出します。
(立派な建造物がそこかしこに立ち並んでいます。)
(中正記念堂、めちゃくちゃ広い!)
しばらく台北市内を散歩します。
(鼎泰豊本店、ディンタエホンは日本にも支店がある超有名台湾料理店。)
行きたかったんだけどな…外国人観光客の多さと値段で断念。。
うう、金欠か。。。
クラフトビールが大好きな私、
当然、台北で人気のビアバーをチェックしていました。
しかし・・・お金・・・
お店を目の前にして、断念。これは辛い。
仕方がないので、牛肉麺の超有名店に向かいます。
予想通り、長蛇の列をなしています。
さすがにこれは食べれるよな。
値段を確認。
牛肉麺の相場は100元(370円)です。
・・・
250元?!
そう、台北の物価は日本と変わりません。
現地の感覚に慣れすぎた私、
もはや牛肉麺に900円を払うことができない状態となっています。
ここまできて断念。。終わってます。。
100元で食べられる店を探し歩きます。
少し歩いた路地裏に担々麺が売りの店がありました。
確か100元いってないと思います。探せばあるんですね。
量がかなり少ない。まあうまいし仕方ないか。
ドミの帰りに夜市に寄ろう。。。
【教訓ポイント】
銀行や百貨店、またはお茶屋さんで両替できます!
いずれも夜間には閉まってしまうので日中に訪れるべし!
今宵の夜市:寧夏夜市
割と小規模な夜市です。
そういえば夜市は食の安全を気にしすぎて何も食べてないな。
今日こそは何か食べよう!ということで台湾スイーツをいただくことに。
温かいゼリーです。(激甘)
何かはよくわかりませんが、煮豆やお餅など入っていて美味!
しかしながら、量が半端なく多いです。50元。
担々麺の量が少なかっただけに、スイーツで満たされました。
ドミに帰ってしっぽりゼリーをすするのでした。。
本当は台北のサウナに行きたかったんだよな・・・
明日は最も移動距離の長い旅、台北から台中を目指します。
※この時すでに、カウチサーフィンで宿泊先を確定させています。
とても楽しみな1日が待っている…
その前に両替せんとなー
続く。。
台湾一周バイク旅4日目前編(花蓮→台北)
どうも、きぶです。
生意気がって一人旅をしていますが
私、超のつくほど神経質
基本、ドミでは寝れません。
そんな私も爆睡するほどの疲労でした。
・・・
ワオホステルさんさようなら。いい夢をありがとう。。
神経質な私が爆睡するくらいしんどかったわけです。
道のり的に一番楽だと予想していた昨日がこんな調子です。
一番きつい1日が始まります。。
新しいアイテムを入手!
この画像をみてください。
ヘルメット・・・
後頭部すら守れない
三等兵ヘルメット
半ヘル以下
しかもシールドがありません。
今までこんなあってないような糞ヘルメットで運転してきたわけです。
一応サングラスとマスクをして運転していましたが、昨日は暴風雨です。
・・・
顔面びしょ濡れ
さすがにこのヘルメットで後半分以上の道のりを進んでいくのは厳しい。
花蓮に着いたらバイクショップでヘルメットを買おう。
そう考えていました…
そして昨日、スーパーアイテムを発見します。
ゴミ捨て場に置いてあったジェットタイプのヘルメット!!
キターーー!!
ただ、本当に捨ててあるのか?
もしこれをもらって帰って捕まったりしないか?
怖かったので、半日寝かせていました。
半日後、まだヘルメットは捨ててあります。
GET!!
※シールドだけバイクショップで買いました。
しかもジャストサイズかつ、綺麗なんです!匂いもありません!
こいつと今後の旅を共にします。
【教訓ポイント】
ヘルメットはシールドがないとキツい!
震えが止まらない…地獄の海沿い崖編
海沿いの崖と山越えという難所が点在しています。
おそらく台湾一周で一番危険なポイントです。
さて、上の地図を見てください。
赤いバツ印がありますよね…
実は2日目に台東市の東さんから情報を仕入れていました。
この先、一時通行止めの場所があると…
そう。
バツ印の部分は
一時通行止めのポイントです。
この一時通行止めポイントは日本とは違ったイベントが発生します。
日本だと、大抵このような工事ポイントは片側通行です。
しかし、台湾の場合…
1時間に10分だけ
通行可能になります。
例えば8時であれば、8:00-8:10の間だけ通行可能となります。
10時の場合は10:00-10:10です。
通行可能時間を外すと
50分立ち往生です。
それ以外に、台東で震え上がった以上の海沿い崖道があるそう。
さらに天気は雨予報、風も強いです。海沿いの道は一車線のくせにとんでもないおばけトラックが猛スピードで迫ってきます。
(花蓮市街地の赤提灯にもお別れです。)
出発時、幸いにも雨は降っていませんでした。
その間に進めるところまで進みたい…どちらにしても雨予報です。
(ご覧のように崖沿いに道路があります。向こうまでずっと。)
海はエメラルドブルーでとても綺麗なんですが、怖すぎる。
(景色を一望できるポイント、一寸先は崖です。)
(オーシャンビューポイント!素晴らしい景色)
風も強いしトラックも強いしフェンスが低いから下に落ちそうだし…
震えながらもなんとかバイクを走らせます。
(海沿いの道を一時的に抜けると道の駅があります。)
気づけば一つ目の一時通行止めポイントを通過していました。
タイミング良すぎ!
ひとまず道の駅で休憩します。
(ドライフルーツが豊富に並んでいます。)
結構大きな道の駅。
なのにお客さんが全くいない…
看板に宜蘭ということは…もうそんなところまで来ましたか。
あと半分くらいか?
しかし、ここで痛恨のミスを犯すわけです。
東さんからもらったメモを見返してみましょう。
149.7kと書かれているのが一つ目の通行止めポイントです。
そこから26km先に二つ目の通行止めポイントがあります。
通行止めポイントは1時間に10分だけ通行できます。
さあ計算だ!
一つ目の通行止めポイントを通過したのはおそらく10:00-10:10
二つ目の通行止めポイントは11:00-11:10に通行可能
二つ目の通行止めポイントは26km先、バイクは45km/h
なので、およそ35分後に二つ目の通行止めポイントに到着します。
休憩できる時間は…25分以内ですね。
冷静に考えればね。
ただ、そんなこと考える余裕なかったんですね。
・・・
30分間休憩したよ!
馬鹿野郎です。
後悔しました…
休憩を終えてバイクを走らせると、予報通り雨が降り出します。
そして減速し始める先頭車両…
まさか、
ついに長蛇の列が停止し始めます。。
ここで攻略ポイントですが、
通行止め中は当然、対向車も通行止め中です。
対向車は来ません。
反対車線を爆走し、先頭群まで上り詰めるも…
はい。やっちまいましたね。
45分間の立ち往生。
もう完全にバイクスタンドおろして待ちぼうけです。
前後の車両の運転手も外に出てきてタバコ吸ってます。
・・・
やってしまいましたなあ。
この日、早出をしています。
一刻も早く台北入りして豪遊しようと目論んでいたのに…
努力むなしく水の泡。
雨に打たれ寒さに震えながら、ただただゲートオープンを待つのみ。
【教訓ポイント】
フィリピン海沿いは通行止め多数!事前に調査せよ。
わからないときは現地の人に聞いておこう!
現在2つ目の×印…
一寸先は崖…
お先真っ暗…
ああ…
あと半分もあるのか。
しかも宜蘭市の先も山越えなのです…
寒い、寒い…降りしきる雨は強さを増すばかり。
風も強いし、怖さと寒さで震えは止まらない…
さて、いつ台北にたどり着けるのやら。。
その②へ続く。。
台湾一周バイク旅3日目(台東→花蓮)
どうも、きぶです。
アクシデントを乗り越え、いよいよこれから北上する旅路。
台東市の農家宅で目覚めの良い朝を迎えます。
しかし、天気予報は傘マーク…
目指せ無料極楽湯、渓畔温泉!
農村地域の朝は空気も澄んでいて気持ちが良いです。
台湾では一般的に朝ごはんを外食で済ませるそうなので、街の朝ごはん屋さんへ
(街の朝ごはん屋さん、何軒かあります。)
(パン屋スタイル、好きなものを取ってお会計をします)
(餃子と卵焼きと肉まん?のようなもの、これで30元いってないかな)
美味しい朝食を楽しみながら、東さんと本日の作戦を練ります…
海ルートと山ルートがあります。
海ルート:有名な観光名所が幾つかある。海が綺麗。
山ルート:中間地点に温泉がある。道が平坦。
山ルートを選択。
なぜかって?
海沿いの崖…
マジで怖い…
あんな崖を通るくらいなら、特に何もなくても平坦な道で進みたい。
その思いから山ルートを選択しました。ひとまず無料温泉を目指すことに。
渓畔温泉の途中にある鹿野高台に立ち寄る。
こちらはハンググライダーが体験できる高台、絶景です。
(滑走路。怖すぎですわ…)
(この後、ガチで野犬に追いかけられます。常に狂犬病との戦い。リアルバイオハザード…)
高台の景色を堪能した後、再びバイクを走らせます。
(農村地域の道路、ただただ何もない・・・)
ここからは本当に何もない道を走り続けます。
見慣れない畑がたくさんあるので、そんな風景を眺めながら楽しみ方を探します。
そして雲行きがどんどん怪しくなるわけです…
(台湾のお墓です。合掌。)
途中、このような墓地がいくつかあります。
不謹慎ながらカメラのシャッターを切りました。
テーマパークのような・・・日本との違いを楽しみます。
そして到着、渓畔温泉!
花蓮まではあと半分ほどです。
右側下ったところ、川ぞいに無料の露天風呂があります。
(おじいさんだけが入湯していました。)
さて、着替えましょうか。
どれ、脱衣所は…
ん?・・・
まさか・・・
ない?
勝手がわからなかったので、しばらく温泉を眺めることに。
するとひとりのおじいさんが温泉の方へ・・・
どうするんかな、探ろう…
・・・
・・・
?!
草むら?!
そう、この無料温泉、
脱衣所はありません。
川べりの死角で着替えます。
(道路から丸見え。もはや死角でもない。笑)
※ちなみに、台湾の温泉は水着着用が必須です。
なので私も川べりで水着に着替えます。
人がいないのが幸いでした。笑
温泉はというと・・・湯加減抜群!
冷え切った体をしっかり温めてくれます。
まさに極楽湯!これが無料というのが本当にありがたい。。
貧乏バックパッカーにはありがたきスポットです。おすすめ!!
温泉では先客の台湾人おじいさんと、後から入ってきたオーストラリア人とインドネシア人、そして私の4人で楽しく会話をしていました。
基本的に観光客は川の上にある有料温泉施設を利用するみたい。
さすがにこの無料温泉は日本のガイドブックにも掲載されていないか?
この一帯は温泉街なので、日本からの観光客もいるのかしら。。
現地民に別れを告げた後、再びバイクを走らせます。
しかし雲行きはさらに怪しく…
【教訓ポイント】
温泉に行きたいのであれば水着を持参せよ!
そして降り出す雨…極楽から地獄の湯冷め旅
(北回帰線標、巨大なやかんの正体は不明…)
温泉を後にする。しばらく走って謎のオブジェ
休憩を取っていると…ついにヤツが来た。
降り出す雨
覚悟はしていたがここでくるか…
カッパを着るも、湯冷めが半端ない…
前日は半袖で過ごせましたが、この日は気温も低く長袖必須状態でした。
雨と風、そして湯冷めからくる寒気…
海沿いの道とは違うガクブル感に苛まれながら走り続けます。
寒すぎて寒すぎて・・・
ここから先、
到着まで写真はありません。
実際、結構しんどい思いをしています。
道がずっと一直線なので、警察のスピード違反取り締まりもあります。
花蓮までの道で3箇所くらい実施していました。
そんなプレッシャーもあり、寒気もあり、走るだけで精一杯。。
そんなこんなで・・・2時間・・・
(コレ晴れていますが、翌日の写真です。悪しからず…)
なんだこの赤提灯街は!?
原住民が住んでいるガチの田舎道を走ってきたため、
あまりの栄っぷりに興奮冷めやらぬ状態です。
町中が赤提灯だらけです。
そう、花蓮市に到着しました。
本日はホストに断られ続けたため、ドミ宿泊でございます。。
花蓮駅徒歩1分ほどのドミ。390元…1400円!
安い!綺麗!駅近!おしゃれ!大規模!
5拍子揃っているドミです。花蓮市内で宿泊の際は絶対ここ!!
シャワーを浴びた後、爆睡をかまします。
台湾のドミは本当どこも安くて綺麗で楽しいですわ。。
【教訓ポイント】
天候の変化が激しいので雨具と防寒具を準備しよう!
今宵の夜市:東大門自強夜市
目覚めてから花蓮市内を散策します。
花蓮といえば、東大門自強夜市が有名です。
とにかく規模がでかい!休日ではなかったため、そこまで混雑していませんが、それでもたくさんの人で賑わっていました。
(東大門自強夜市の特徴は、アトラクション系の出店が数多くあることです。)
(夜市の帰り、花蓮に来たらここ!と言われる公正包子店へ行きました)
(1個5元ですよ!18円!しかも激ウマ!)
小籠包をしこたま買ってドミへ。
泣けるうまさ。これは日本で売っていないのか?うますぎる。
花蓮市は台湾一周した中でも2番目におすすめの地域です!
これぞ台湾!といったイメージが凝縮されている街です。
よなよな酒と小籠包をつつくのでした…
明日はついに台北…
変わらず雨予報。。
この時すでに最悪の情報を入手していました。
大都会台北入り目前なのに、
まさか台湾一周バイク旅で最悪の日になるとは。。
続く。。