SAS⚪︎KE元デモンストレーターが語る"難易度"
どうも、きぶです。
私は学生時代、某サバイバルアタックTVに応募しました。
書類選考は見事通過!オーディションに参加したものの落選。その後、なぜかスタッフからご連絡をいただき、デモンストレーターを2度経験しました。
その際に感じた、サバイバルアタックの諸々をご紹介します。
ただし、この記事は私の独断と偏見で語るものであることをご理解ください。
1stステージ、実は楽勝
ズバリ言う。
1stステージは楽勝だ。
デモンストレーターの経験上、1stステージは体育会系大学生なら8割の人間はクリアできる。これは断言できる。公園にあるアスレチックの強化版といった具合だ。幼少期に森で遊んだ経験のある田舎者(筆者)のような人間にとってはイージーだ。
1stステージクリアの鍵はこの3つだ!
・ジャンプハング
・そり立つ壁
・持久力
これ以外は基礎体力で補えるレベルの難易度なので割愛。(もはやジャンプハングとそり立つ壁も基礎体力でクリアできるレベルなんだが・・・)
・ジャンプハング
予選会から拝見しているが、ここで落水する参加者が多すぎる。
落水する人の傾向
・トランポリンで膝を曲げる
・網を掴む握力がない
・網を掴むタイミングがずれている
筆者はここで落ちたことがない。そのため、落ちる理由がよくわからないが、上記に当てはまらなくても、体重が重い人は落ちる傾向にあるのかなと…。
トランポリンの跳び方が悪い人は総じて届かないので、その点は注意。
・そり立つ壁
ここがクリアできない人は一生クリアできない。
越えられない人の傾向
・足が遅い
・短身
・ジャンプのタイミングが悪い
実際、意外と高く感じる。テレビで見るより圧倒される。上に走ることがないため、初見で1発クリアは難しいと思う。
また、2・3回のトライで越えられない人はタイムオーバーする可能性が非常に高い。1・2回で越えられればクリアできる可能性が高まるかも。
ポイントは加速と最後のジャンプ位置。なるべく壁を登ってタイミング良くジャンプできれば、おそらく上に手は届くだろう。
・持久力
これは意外だと思われるかもしれないが、競技はタイムアタック。常に全力疾走なので、後半は心臓が破裂しそうな疲労感に襲われる。イメージとしては長距離走の持久力というよりは、400m走のような中距離走のきつさ。めちゃめちゃきつい。持久力のない参加者はそれぞれの難所をクリアできてもそり立つ壁か最後の綱登りで力尽きる。
一応難しかった、というか、強いて言えば気をつけたらいいんじゃないといった3点を上記に挙げた。
でも簡単だから!
これだけは間違いない。予選会&1stステージレベルは高校・大学で運動部に所属していた人間なら大体できる。
簡単なのになぜ皆クリアできないの?
1stステージは経験上、楽勝なのは間違いない。しかし、毎回1stステージ通過者は5名前後といったところ。なぜ楽勝なはずの1stステージのクリア率が5%程度なのか…
↑こちらを見て欲しい。ざっと見、皆1stステージくらいはクリアできそうな猛者たちばかりだ。(顔が勝手に判断。笑)
まず、予選会を勝ち上がり、本戦に出場する参加者には基本原則が当てはめられている。
それは、1業種1代表者
若干重複している業種もあるが、基本はこの原則に当てはめられている。予選会は1stステージ程度のタイムアタック方式で選出されることが多い。つまり、予選会タイムが良くても1業種1代表者の選出が基本となる。どれだけ優秀なタイムでも、同業種にそれ以上のタイム者がいると選出されない。(運営者談)
裏を返せば、レアな業種なら予選会をクリアできなくとも出場の可能性がある。おそらく、この原則に当てはめられ、優秀な参加者は淘汰され、ネタになりそうな業種・キャラ選の参加者が選出されていることが予想される。
つまり、
全員が猛者ではない。
考えれば当たり前かもしれないが、制作側でクリア予想者を調整している可能性が考えられる。(予選通過タイムでは上位にランクしていた大学生が本戦に選出されないといったことがザラにみられたため。)
また、1stステージをクリアした大学生もガッツリカットされているといったことも何度か見受けられた。
1stステージの難易度は高くないが、クリア者が少ないのは上記のことが影響している可能性が考えられるのかも。
2nd&3rdステージはどうなの?
1stステージの難易度は低い。(私個人の体験談。)
では2ndや3rdステージはどうだろうか。実は2nd以降は別のデモンストレーターが担当しており、筆者は体験していない。なので明確には答えられない。
2ndステージのデモンストレーターは、何度か本戦に出場している人が担当していた。いわゆる、オールスター軍団とまではいかないが、それに近しい人だ。
そして3rdステージ。過去のステージをみてもらえばわかるように、ここから上半身種目に偏り、難易度が跳ね上がる。このステージのデモンストレーターはなんと、ウォールクライマーだ。笑 クライマーレベルだと、このステージは余裕なのかもしれない。(軽々とクリアしていたため。)しかし、一般人レベルがこのステージをクリアすることは非常に難しい。
2ndステージは総合的な体力が必要であり、運動神経が良いだけでクリアできる1stステージとは訳が違う。また、近年では泳力が必要な種目があり、制限時間が設けられているこのステージの難易度は高いことが言えるだろう。
3rdに関しては、もはやクライミング能力に依存する。ここまで必要とされてきた総合的な体力は一切関係なく、上半身特に腕指で身体を支える能力が求められる。一般人レベルどころかアスリートレベルでさえもクリアはできないだろう。
近年、某SAS○UKEくんという学生がこのステージを突破した。そんな彼は日頃からクライミングを練習していた。その能力がないとクリアは不可能であろう。
クリアする人の特徴
このサバイバルアタック番組にはオールスター軍団と呼ばれる(一般人の)集団が存在する。彼らはこの番組の攻略に注力しており、(一般人であるにもかかわらず)その熱もすごい。
彼らの中には招待選手ではなく、予選会からの出場者も多数いる。日頃から自宅に自作セットを設け練習しているとはいえ、他の書類通過者と同じルートを経て本戦に出場し、また1stステージを突破してしまう。
なぜ彼らは予選会や1stステージを突破してしまうのか。オールスター的な人たちに限らず、これら雑魚ステージをミスなく突破する人の共通点がある。
それは、デモンストレーターに攻略法を聞くこと。
競技の開始前、事前説明として参加者はデモンストレーターの演技(?)とスタッフのルール説明を聞く機会がある。(例えば、「ジャンプハングはトランポリンを利用してネットを掴み、上でも下でも良いのでネットを越えて進みます。」といった説明。)
一通りの説明を終えると、本番まで待ち時間となる。この時間帯にデモンストレーターを捕まえ、ステージのあんなこんなを聞き出すのだ。
デモンストレーターはコースを何度も経験している。初見での挑戦だと難しいコースも、何度も練習したデモンストレーターなら訳が違う。
そう、攻略法を知っているのだ。経験者なのでこれは間違いない。
しかもデモンストレーターといえ、正体はただのアルバイター。コンプラ的に攻略法を伝えてはダメとも言われていない。ゆえに、聞けば答える。攻略法については逆に伝えたいのが人間の性。「それはお答えできません。」とは言われないだろう。
そんな中、オールスター的な人たちは躊躇なく攻略法を聞きに来る。そしてそれを仲間と共有する。これができるのが組織の強さ。そして実際にクリアしてしまうのだから間違いない。例え失敗してもその要因を仲間と共有することができるので、後続は突破していく可能性が高まる。
だからオールスター的な人たちは強い。団体に属さない人でも、情報を集めることができるのであれば、間違いなく攻略できる(予選会、1stステージレベルであれば…)ので、元デモンストレーターとしてオススメしたい。
最後に…
いかがでしたか。
これらはあくまでも私の体験談であり、個人の主観的な意見です。
今回は某サバイバルアタック番組の難易度について述べました。某サバイバルアタック番組は、テレビで見ているより簡単です。しかし、後半ステージはテレビ以上に難易度が高い…
テレビ番組の裏側、もっと生々しい部分もありますが、その点については機会があればお伝えします。
テレビでみている部分と実際とはかけ離れていることが多いことを実感しました。
以上、おしまい。